【2025年版】Lazygit使いこなし術 - Gitを視覚的に操作する最強ツール
Lazygitの使い方を初心者にもわかりやすく解説。コミット、ブランチ操作、リベース、チェリーピックなど、Git操作を劇的に効率化する方法を学びましょう。
Lazygit使いこなし術 - Gitを視覚的に操作する最強ツール
Lazygitは、Gitをターミナル上で視覚的に操作できるツールです。
Gitのコマンドを覚えなくても、キーボード操作だけで複雑なGit操作ができるようになります。
この記事では、Lazygitの基本から応用まで、初心者にもわかりやすく解説します。
<callout type="tip" title="この記事で学べること">- Lazygitの基本操作(ステージング、コミット、ブランチ)
- 中級操作(リベース、スカッシュ、チェリーピック)
- コンフリクト解決の実践的なワークフロー
- 便利なショートカットとカスタマイズ方法
Lazygitとは?
Gitの課題
Gitは非常に強力なバージョン管理ツールですが、コマンドが複雑です。
これらのコマンドを覚えて、正確に入力する必要があります。
Lazygitが解決すること
Lazygitは、これらの操作を視覚的なインターフェースで行えるようにします。
インストール方法
<callout type="success" title="Omarchyユーザー向け">Omarchyにはプリインストールされています。追加のインストールは不要です!そのまま lazygit または lg コマンドで起動できます。
その他の環境
起動方法
Neovim(LazyVim)からは:
Space + g + g
画面構成
Lazygitの画面は複数のパネルで構成されています。
| パネル | 内容 |
|---|---|
| Status | リポジトリの状態 |
| Files | 変更されたファイル |
| Branches | ブランチ一覧 |
| Commits | コミット履歴 |
| Stash | スタッシュ一覧 |
| メイン | 選択した項目の詳細 |
パネル間の移動
| キー | 動作 |
|---|---|
1〜5 | 各パネルに直接移動 |
h / l | 左右のパネルに移動 |
j / k | 項目を上下に移動 |
Tab | 次のパネルへ |
基本操作
ファイルのステージング
変更したファイルをコミットするには、まず「ステージング」します。
| キー | 動作 |
|---|---|
Space | 選択したファイルをステージング/アンステージング |
a | すべてのファイルをステージング/アンステージング |
ステージングされると左側にA(Added)と表示されます:
部分的なステージング(行単位)
ファイル全体ではなく、一部の変更だけをステージングすることもできます。
- ファイルを選択して
Enterを押す - メインパネルで差分が表示される
- ステージングしたい行で
Spaceを押す
| キー | 動作 |
|---|---|
Space | 現在の行をステージング |
v | ビジュアルモード(範囲選択) |
a | ハンク(変更のかたまり)全体をステージング |
コミット
ステージングしたファイルをコミットします。
| キー | 動作 |
|---|---|
c | コミット(メッセージ入力画面が開く) |
C | コミット(エディタでメッセージ入力) |
A | 直前のコミットを修正(amend) |
変更の確認
| キー | 動作 |
|---|---|
Enter | 選択項目の詳細を表示 |
d | ファイルの変更を破棄(危険!) |
D | 破棄オプションを表示 |
ブランチ操作
ブランチ一覧
3キーまたはh/lでBranchesパネルに移動します。
基本操作
| キー | 動作 |
|---|---|
Space | ブランチをチェックアウト |
n | 新規ブランチを作成 |
d | ブランチを削除 |
r | ブランチ名を変更 |
M | 現在のブランチにマージ |
R | 現在のブランチにリベース |
新規ブランチの作成
nを押す- ブランチ名を入力
- Enterで確定
マージ
- マージ先のブランチをチェックアウト(
Space) - マージ元のブランチを選択
Mを押してマージ
リベース
リベースは、コミット履歴を整理するための強力な機能です。
インタラクティブリベース
| キー | 動作 |
|---|---|
e | リベースを開始(ここから上のコミットを編集) |
s | スカッシュ(1つ前のコミットと統合) |
f | fixup(統合してメッセージは捨てる) |
r | reword(コミットメッセージを変更) |
d | drop(コミットを削除) |
スカッシュ(コミットの統合)
複数のコミットを1つにまとめます。
手順:
- 統合したいコミットを選択
sを押す- 新しいコミットメッセージを入力
コミットの順序変更
コミットの順序を変更できます。
| キー | 動作 |
|---|---|
Ctrl + k | コミットを上に移動 |
Ctrl + j | コミットを下に移動 |
チェリーピック
特定のコミットだけを別のブランチに適用します。
手順
- コピーしたいコミットを選択
Shift + Cでコピー- 適用先のブランチに移動
Shift + Vで貼り付け
コンフリクトの解決
マージやリベースでコンフリクト(衝突)が発生した場合の対処法です。
コンフリクトの確認
コンフリクトがあるファイルにはUUと表示されます:
解決手順
- コンフリクトのあるファイルを選択
Enterで詳細を表示eでエディタを開いて編集
または、Lazygit内で解決:
| キー | 動作 |
|---|---|
← | 自分の変更を採用 |
→ | 相手の変更を採用 |
b | 両方の変更を採用 |
解決後
- 解決したファイルを
Spaceでステージング mを押して続行
Filesパネルで `m` → "continue" を選択
スタッシュ
作業中の変更を一時的に退避する機能です。
スタッシュの作成
| キー | 動作 |
|---|---|
s | 変更をスタッシュに保存 |
S | ステージング済みの変更のみスタッシュ |
スタッシュの適用
Stashパネル(5キー)で:
| キー | 動作 |
|---|---|
Space | スタッシュを適用 |
g | スタッシュを適用して削除(pop) |
d | スタッシュを削除 |
元に戻す(Undo/Redo)
Lazygitにはアンドゥ/リドゥ機能があります。
| キー | 動作 |
|---|---|
z | 元に戻す(Undo) |
Ctrl + z | やり直し(Redo) |
この機能はreflogをベースにしているため、コミット操作も取り消せます。
便利なショートカット
全般
| キー | 動作 |
|---|---|
? | ヘルプを表示 |
q | Lazygitを終了 |
@ | コマンドログを表示 |
+ | 次のスクリーンモード |
_ | 前のスクリーンモード |
検索
| キー | 動作 |
|---|---|
/ | 現在のパネルで検索 |
n | 次の検索結果 |
N | 前の検索結果 |
オプションメニュー
| キー | 動作 |
|---|---|
m | 現在の項目のオプションメニュー |
x | メインメニュー |
実践的なワークフロー
日常的なコミット
機能ブランチの作成と作業
コミットの整理(リベース)
コンフリクト解決
カスタマイズ
設定ファイルは~/.config/lazygit/config.ymlにあります。
設定例
トラブルシューティング
「detached HEAD」状態になった
リベースを中止したい
m → "abort rebase" を選択
マージを中止したい
m → "abort merge" を選択
間違えてコミットを消してしまった
z で Undo(reflogから復元)
まとめ
Lazygitの主要な操作をまとめます:
| 操作 | キー |
|---|---|
| ステージング | Space |
| コミット | c |
| ブランチ作成 | n |
| チェックアウト | Space |
| マージ | M |
| リベース | R |
| スカッシュ | s |
| チェリーピック | Shift+C, Shift+V |
| スタッシュ | s |
| 元に戻す | z |
| ヘルプ | ? |
Lazygitを使えば、複雑なGit操作も視覚的に行えます。最初は基本的なステージング・コミットから始めて、徐々にリベースやチェリーピックなどの高度な操作を覚えていきましょう。