メインコンテンツへスキップ
記事一覧に戻る
web

【初心者向け】Sentryでエラー監視を始めよう - 導入から使い方まで完全解説

Sentryの導入方法から実際の使い方まで、初心者にもわかりやすく解説。Next.jsでの設定例、ダッシュボードの見方、エラーの対処法を紹介します。

2025-12-236 min read
-
Sentryエラー監視Next.jsJavaScriptモニタリング

【初心者向け】Sentryでエラー監視を始めよう

「サイトでエラーが起きてるのに気づかなかった...」

そんな経験はありませんか?ユーザーからの報告で初めてバグに気づくのは、開発者として避けたい状況です。

この記事では、Sentryを使ってエラーを自動検知・通知する方法を初心者向けに解説します。

Sentryとは?

Sentryはエラー監視サービスです。サイトやアプリで発生したエラーを自動的にキャッチして、開発者に通知してくれます。

Sentryでできること

機能説明
エラー検知JavaScript/Pythonなど多言語対応
リアルタイム通知Slack/メールでアラート
スタックトレースエラー発生箇所を特定
Session Replayユーザーの操作を再現
パフォーマンス計測ページ速度の監視

料金

  • 無料プラン: 5,000エラー/月、1ユーザー
  • 有料プラン: $26/月〜

個人開発や小規模サイトなら無料プランで十分です。


Step 1: Sentryアカウントを作成

  1. Sentry公式サイト にアクセス
  2. 「Get Started Free」をクリック
  3. GitHub/Google/メールで登録

Step 2: プロジェクトを作成

  1. ログイン後、「Create Project」をクリック
  2. プラットフォームを選択(例: React または Next.js)
  3. プロジェクト名を入力(例: my-website)
  4. 「Create Project」をクリック

作成後、**DSN(Data Source Name)**が表示されます。これは後で使うのでコピーしておきましょう。

https://[email protected]/1234567

Step 3: Next.jsに導入する

3-1. パッケージをインストール

Bash

3-2. 環境変数を設定

.env.local に以下を追加:

Bash

3-3. Sentryプロバイダーを作成

components/analytics/SentryProvider.tsx を作成:

TypeScript

3-4. レイアウトに追加

app/layout.tsx でプロバイダーをラップ:

TypeScript

3-5. デプロイ

環境変数を本番環境(Vercel/Cloudflare Pages)に設定して、デプロイします。


Step 4: 動作確認

方法1: 実際にエラーを発生させる

ブラウザのコンソールで以下を実行:

JavaScript

方法2: 存在しないページにアクセス

サイトで存在しないURLにアクセスして404エラーを発生させます。

確認

Sentryダッシュボードの「Issues」に新しいエラーが表示されれば成功です!


Sentryダッシュボードの見方

Issues(イシュー)画面

エラーの一覧が表示されます。

項目意味
Errorエラーメッセージ
Events発生回数
Users影響を受けたユーザー数
Last Seen最後に発生した時刻
First Seen初めて発生した時刻

エラー詳細画面

イシューをクリックすると詳細が表示されます:

  1. Stack Trace - エラーが発生したコードの場所
  2. Breadcrumbs - エラー発生前のユーザーの操作履歴
  3. Tags - ブラウザ、OS、URLなどの情報
  4. Session Replay - ユーザーの画面操作を動画で再現(設定時)

よくあるエラーの例

TypeError: Cannot read property 'xxx' of undefined

Text

ChunkLoadError

Text

Network Error

Text

便利な機能

アラート設定

特定の条件でSlackやメールに通知:

  1. 「Alerts」→「Create Alert」
  2. 条件を設定(例: 1時間に10回以上発生)
  3. 通知先を選択(Slack/メール)

イシューの管理

  • Resolve - 修正済みとしてマーク
  • Ignore - 無視する(意図的なエラーなど)
  • Archive - アーカイブに移動

リリースとの紐付け

デプロイ時にリリース情報を送信すると、どのバージョンでエラーが発生したか追跡できます:

TypeScript

トラブルシューティング

エラーがSentryに送信されない

  1. DSNが正しいか確認
  2. 本番環境か確認(開発環境では送信しない設定の場合)
  3. CSPヘッダーを確認(*.ingest.sentry.ioを許可)
  4. 広告ブロッカーを無効化

CSPヘッダーの設定例

Cloudflare Pagesの場合、public/_headersに追加:

Text

まとめ

Sentryを導入すると:

  • ユーザーより先にエラーに気づける
  • エラーの発生箇所を特定できる
  • どのブラウザ/デバイスで起きているかわかる

無料プランでも十分使えるので、個人開発サイトにもおすすめです。


質問があればX(@ADA_Lab_tech)までどうぞ!